こんにちは、たかそつです!
「高卒って、やっぱり損?」と思ったことありませんか?
進路に迷って、高卒で就職した人も、
大学に進んだ友達と給料の話をして「えっ…そんなにもらってるの?」と不安になることがあるかもしれません。
今回はその「なんとなくの不安」を、データを使ってハッキリさせます。
対象は、20〜24歳・正社員(一般労働者)・男女計・全産業平均という条件に基づいています。
高卒 vs 大卒:20代前半の平均年収比較
学歴 | 月収(平均) | 年収(推定) |
---|---|---|
高卒 | 約21.4万円 | 約257万円 |
大卒 | 約24.9万円 | 約299万円 |
引用:厚生労働省「令和6年 賃金構造基本統計調査」より、20〜24歳・正社員(一般労働者)・男女計・全産業のデータをもとに作成
月収で約3.5万円、年収にして約42万円の差があることがわかります。
つまり、「高卒=不利」と言われる背景には、はっきりとした金額差が存在しているという現実があります。
なぜこの差が生まれるのか?
このような差が生まれる理由は以下の通りです。
① 初任給の違い
② 昇給スピード・出世ルートの違い
③ 仕事の内容・責任の違い
初任給の違い
多くの企業では、学歴によって初任給が設定されています。
高卒:16万円台〜/大卒:20万円台〜 という企業も多く、スタート地点からすでに差があるのが実情です。
昇給スピード・出世ルートの違い
大卒は総合職に配属されやすく、昇進や昇給の機会も多い一方、
高卒は現場職や補助的なポジションになりやすく、昇進ルートが限られていることも。
これは、個人の能力に関係なく、企業の制度や文化によって仕組み化されていることも少なくありません。
仕事の内容・責任の違い
同じ企業であっても、高卒と大卒では求められる役割や担当する業務に差がある場合があり、
それがそのまま給与差にもつながっています。
「高卒=一生不利」なのか?
これは、はっきり言います。
「平均的な会社員の道を歩む限り、収入面で不利になりやすい」のは事実です。
ただし、ここで勘違いしてほしくないのは…
このデータはあくまで「平均の話」。
実際の人生は、“この通り”にしか進まないわけではありません。
- 起業・独立して成功する人
- スキルを磨いて転職・昇格していく人
- 自分に合った職場でストレスなく安定して暮らす人
「不利なスタート」でも、自分の選択次第で未来を変えていく人は、確かに存在します。
でもそれは、統計の中には出てこない“個人の生き方”の話です。
まとめ:現実を知ったうえで、どう生きるかを考える
- 高卒と大卒では、20代前半の時点で年収に約40万円の差がある
- その差は、初任給・昇進ルート・仕事内容の違いから生まれている
- 平均的に見れば「高卒は不利」という言葉に根拠はある
- ただし、人生は平均で測れるものではない
この記事を読んで、「やっぱり高卒はダメか」と思ってほしいわけじゃありません。
自分の現在地を知って、どう行動するかを考えるための材料として使ってほしいと思っています。
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